「タンパク質は体重×◯グラム」という言葉を聞いたことがある方は多いはずです。でも、その数字がどこから来ていて、自分は結局どれくらい摂ればいいのか、意外と曖昧なまま。この記事では、目安の根拠と、現実的な摂り方を整理します。
そもそもタンパク質は何のために必要か
タンパク質は、筋肉だけでなく、肌・髪・爪・内臓・ホルモンなど、身体のあらゆる材料になる栄養素です。運動をする人に限らず、毎日入れ替わる身体の材料として欠かせません。
不足すると、筋肉が育ちにくくなるだけでなく、疲れやすさや肌の調子に影響が出ることもあります(感じ方には個人差があります)。
1日に必要な量の目安
厚生労働省は、一般的な成人で1日あたり体重1kgにつき約0.9gを目安としています。運動習慣のある人では、これより多めの体重×1.2〜1.6g程度が一つの目安とされています。
| タイプ | 目安(体重1kgあたり) | 体重60kgの場合 |
|---|---|---|
| 運動習慣が少ない人 | 約0.9g | 約54g |
| 軽い運動をする人 | 約1.2〜1.4g | 約72〜84g |
| しっかり筋トレする人 | 約1.4〜1.6g | 約84〜96g |
あくまで目安です。腎臓などに持病がある方は、自己判断で大幅に増やさず、医師にご相談ください。

「1食あたり」で考えると摂りやすい
1日の合計だけを見ると難しく感じますが、1食あたり20〜30gに分けて考えると現実的です。3食で60〜90gなら、多くの人の目安を満たせます。
たとえば、卵1個で約6g、鶏むね肉100gで約22g、納豆1パックで約7g、ヨーグルト100gで約4g。身近な食材を組み合わせるだけで、意外と積み上がっていきます。
無理なく増やす3つの工夫
- 1
① まず朝食に一品足す
朝はタンパク質が不足しがちです。卵・ヨーグルト・納豆など、手軽な一品を加えるだけで底上げできます。
- 2
② 主食に偏らせない
丼や麺だけの食事はタンパク質が不足しがちです。肉・魚・卵・大豆のおかずを一品添えることを意識します。
- 3
③ 足りない日はプロテインで補う
食事で摂り切れない日は、プロテインで補うのも手です。あくまで食事の補助として使うのが基本です。
プロテインは飲まないとダメですか?
いいえ。基本は食事からで問題ありません。プロテインは、食事だけで目安量に届かないときの補助と考えてください。
まとめ
タンパク質の目安は、運動習慣が少ない人で体重×約0.9g、運動する人で体重×1.2〜1.6g程度です。難しく考えず、1食20〜30gを目標に、身近な食材から積み上げていきましょう。
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この記事を書いた人

相馬 拓真
代表トレーナー / NSCA-CSCS・指導歴10年
大学まで陸上短距離の選手として競技を続け、引退後はストレングス&コンディショニング(S&C)コーチとして10年。学生アスリートから40代のデスクワーカーまで、動作を起点にした指導を行ってきました。「感覚ではなく、動作から変える」がHELIXの信条です。


